時代に追いつくMining Log

マイニングが流行ってから一足遅れて世界に飛び込んだ人の日々の記録と成長を記録していきます

ネットワークに関する応急処置

とりあえず現状でできる手段をすべて使ってもスイッチングハブで発生するブロードキャストストームに対処ができなかったため、ネットワーク回線が落ちてもethOSは落ちていないということを前提にshellスクリプトをもう一枚書きました。今回はかなり簡単なもので、10分かからずに書き上げた雑なものです。

#!/bin/bash

ip="192.168.1.99"
INTERVAL=300

while true
do
	ping -w 1 -n -c 1 $ip >> /dev/null

	if [ $? -eq 0 ]
	then
		#echo "clear"
		sleep $INTERVAL
	else
		#echo "not clear"
		time=date
		echo $time >> rebootlog.txt
		echo `bash "/opt/ethos/bin/r"`
		break
	fi
done

ざっくりと解説しますと、同一ハブに繋がっているメインPCのIPアドレスが192.168.1.99なので、それに対してpingを5分おきに送信します。そして、もし応答がなかった場合は再起動のスクリプトを実行し、応答があった場合は再びインターバル5分に入ります。それをwhile trueで無限ループしてもらいます。

このスクリプトをethOSに転送し、前回同様custom.shに一行追記してバックグラウンドで実行します。もしネットワークが落ちてもethOS自体は生きていた場合うまく動作するはずです。もしネットワークと同時にOSごとフリーズした場合は撃沈します。

また、前回書いたshellスクリプトと今回のshellスクリプトの再起動時にいつ再起動を行ったかの履歴を別ファイルに追記し、再起動のタイミングを監視しようと思います。


とりあえず追記した2行はtime=dateとecho $time >> rebootlog.txtです。最初の1行目は日時の取得、2行目はrebootlog.txtへの追記です。

とりあえずこれで様子をみて、安定稼働してくれたらよかった程度に期待しておきましょう。


結果報告は次の記事で行う予定です。

とりあえずこの記事はこの辺で。


ではまた

ネットワークの安定化と自動再起動のshellスクリプトの完成

えっとですね、大きいことが2つ片付き、rigがかなり安定稼働したのでその詳細について書きます。

 

まず、今まで起こっていたブロードキャストストームがあんまり起こらなくなりました。あんまり確証はないのですが、とりあえず最後に行った処理を書き留めておこうと思います。

 

 結局は原因はしっかりとは分からなかったのですが、やったことといえば、127.0.0.1を止めた事です。これでわかる人は、手順とか書くんですが読み飛ばしちゃって構いません。autorebootのこのに関しては、ちょい下に書くので。

 

機能の止め方としては、静的IPを書き込んだファイル(etc/network/interfaces)の中に書かれている一部をコメントアウトします。

具体的には

auto lo

iface lo inet loopback

この二行です。loopbackとは何か、要はlocalhostのコマンドの際に指定されるIPの事です。仮想的に自分自身に向けたネットワークを構築するためのコマンドです。

普通に使用するPCの場合は、localhostのコマンドが使用できなくなるなどの不具合が多く発生しますが、ethOSでのマイニングにおいては、loopbackは使用しないためコメントアウトしても特に不具合は発生しません。

 

なんでこれをコメントアウトしたら安定したのかはよく分かりませんが、とりあえず安定したのでよかったです。まあ、また発症したらその時考えます。

 

 

そんでもって、今回の本題である自動再起動のshellスクリプトに関してです。

具体的に何をする処理を書いたかというと、show minerで参照されるファイルに直接アクセスし、マイニングの状況をbash(shellスクリプト)で監視します。そんで、追加された時はその追記分の文字列からerror関連の物が吐かれてないかを文字列部分一致にて監視し、吐かれていた場合はrのコマンドの際に使われはshellスクリプトまで直接アクセスして実行します。

 

コードはコメントとかデバッグのために書いたコメントとか汚いですが我慢してください。自分でもぐちゃぐちゃしてて解読するのに大変なんです。
 

#!/bin/sh 
#dirは最終的にminer.output 
dir=/var/run/miner.output 
dirlist=./list 
 
#listはチェックリスト ここで配列を作成 
IFS=$'\n' 
file=(`cat "$dirlist"`) 
 
 
#ファイル上書き確認のための関数 
update(){ 
        echo `openssl sha256 -r $1 | awk '{print $dir}'` 
} 
 
 
#監視間隔 
INTERVAL=1
lastcount=`cat $dir | wc -l`
last=`update $dir`
while true;
do
        sleep $INTERVAL
        current=`update $dir`
        currentcount=`cat $dir | wc -l`
        if [ "$last" != "$current" ];
        then
                #変更を確認した際、このthen内が実行される
                #echo "find change!"
                
                tempminer=$last
                tempminer=${tempminer#$current}


                #変更された行数         
                count=`expr $currentcount - $lastcount`
                

                #echo "$count"
                
                for((i=0;i < $count; i++)); do
                        #echo "`cat $dir | head -$currentcount | tail -`expr $lastcount + $i``"

                        #更新された行数を上から一行ずつ代入していく
                        tempcount=`expr $lastcount + $i + 1`
                        

                        #更新された内容を上から1行ずつ
                        templine="`head -n $tempcount $dir | tail -n 1`"



                        for((j=0;j < ${#file[@]}; j++));do
                                filetemp=${file[$j]}
                                #echo ""
                                if [ `echo $templine | grep $filetemp` ]; then
                                        #リストと一致するものが存在した場合then以下を実行
                                        #echo "reboot"
                                        #rのbashを実行
                                        echo `bash "/opt/ethos/bin/r"`

                                fi
                        done

                        #echo "`head -n $tempcount $dir | tail -n 1`"
                done
                
                
                last=$current
                lastcount=`cat $dir | wc -l`
        fi
done

とりあえず、各変数を解説します。使う場合は、
INTERVAL
を好みの値に変更ができます。INTERVALとは、miner.outputのチェック間隔を指定する関数です。短くすると処理が早くなりますが、その分CPU使用率が高くなるため、Celeron G3930などを使用している場合は1~2秒が適当な値だと思います。


んで、このbashファイルと同一ディレクトリにlistというファイルを作成してください。そして、このファイルによく出るエラーを書き込んでください。基本的にはminer.outputを一行ずつ取得し、for文でこのlistと正規表現で部分一致しているかどうかをすべて確認する処理なので、例えばすべてのGPUに対応させたい場合などは、GPU0やGPU1などの通し番号は含まないように文字列を選択してください。
含んでしまうと、一致していないと認識し、reboot処理をしてくれません。
例えばZcashマイニングの場合、

"Looks like GPU0 are stuck he not respond."

というエラーをよく吐きますが、この場合はlistには

"are stuck he not respond."

と記載してください。GPU0までを含むとだめです。


基本的にはこれだけで処理をしてくれます。



ここからはソースコードの解説です。いろいろ書き換えたい人は参考にしてください。


まず、変数dirはshow minerを行った際参照されているminer.outputというファイルのディレクトリを指定しています。

dirlistは、rebootを行うきっかけとなるlistのディレクトリです。

まず、cat "dirlist"でlistから改行を境に配列化します。

update()は、sha256を用いてminer.outputがINTERVAL前と変更されているかを確認します。文字数がsha256を通すと一致するため、長時間運用をした際に一致しているかの確認に処理を食われないようにするためです。

変数lastは編集前のminer.outputを代入しています。lastcountはその行数です。

変数currentは、編集後のminer.outputを代入します。currentcountもその行数です。

temominerには、編集された部分のみを切り出しています。
countには編集された行数です。

編集された部分だけをlistとの一致不一致処理に入れることで、miner.outputの内容が膨大になっていった際の処理を軽くしています。



基本的には、その下にある二重のfor文で確認処理を行います。
初めのfor文でminer.outputを1行だけ抽出し、2つ目のfor文でその1行をlistと一致しているか確認します。


あとは、ソースコードのコメントを読めばわかるはずです。



なぜめんどくさいlistファイルを作ってまでこんな一般化したかというと、マイニングツールを変更してもlist内を編集したら対応できるようにするためです。

多分これで、zcashではなくethereumを掘っている人も使えるはずです。


あとは、起動時にこのbashファイルをバックグラウンドで常時監視できるようにするのですが、まず/ethos/home/custom.shを編集します。このファイルはethOS起動時に自動で実行されるbashファイルなので、こいつに監視してもらいます。

上のshellスクリプトを"autoreboot.sh"と書いた場合、

nohup bash "/home/ethos/autoreboot.sh" &


書き込んでください。
最後に"&"を付けるのを忘れないように。ブログの書き間違えではありません。&があることにより、バックグラウンド実行となります。また、普通にbashで実行すると、最後にあるexit 0によるshellスクリプト終了コマンドによってタスクがkillされてしまうので、nohupを使って実行します。

一応これで、起動時に自動でshellスクリプトを実行し、エラーを感知したら自動で再起動するようになりました。ただ、エラーを吐く前にフリーズをしたり、ネットワークが落ちて前兆もなく死ぬなどをされた場合にはこのスクリプトでは対処ができないため、そのあたりはまた別の手段を考えます。
多分マザーボードのPINに対してジャンパーを繋いで、pingで別PCから監視しながら、つながらなくなったら通電させるというのが一番早そうです。


一応動作確認はしていますが、何か予期せぬエラーがあったり、不明な点があったらコメントください。Twitter [@micomico_tisaki]に報告でも大丈夫です。


とりあえず今回はこの辺で。
このプログラムがどこかで誰かのマイニングrigを救ったらいいなと思いながら書いたので、是非使ってみてください。

ではまた


========追記です========

すみません、最初に書いた、loopbackについてですが、安定化しませんでした。未だにネットワークが他を巻き込んで落ちます。引き続き解決策を探していきます。

10/4現在の総投資金額

ちょうど溜めていたレシートの集計が終わりました。この前の記事に追記していこうかと思っていましたが、別の記事にした方が分かりやすいと思いこっちに書こうと思います。

 

 

商品名 購入場所 値段 個数 小計
ライザーケーブル ツクモ 2462 3 7386
H110 pro btc+ ツクモ 15984 1 15984
電源スイッチ ツクモ 270 1 270
DDR4 8G じゃんぱら 5480 1 5480
SSD 128G じゃんぱら 4980 1 4980
CPU Celeron じゃんぱら 4980 1 4980
スペーサー Amazon 745 1 745
ライザーケーブル*6 Amazon 5760 3 17280
Palit GTX1070 ドスパラ 48490 3 145470
Radeon 480(ラクマ売却) ドスパラ -3108 1 -3108
ワットチェッカー あきばお~ 1402 1 1402
650W電源 知り合い 10000 1 10000
6-15P-C19 電源コード デンシ電気店 2916 1 2916
電源連動ケーブル ツクモ 972 1 972
MSI gtx1060 ARMOR じゃんぱら 27800 1 27800
GIGABYTE gtx1060 じゃんぱら 29800 1 29800
玄人志向 600W電源 ツクモ 8145 1 8145
ZOTAC tgx1070 MINI ツクモ 43178 1 43178
ライザーケーブル ツクモ 1814 1 1814
玄人志向 1060 6GB PC DEPOT 29160 1 29160
2400W電源 Parallel Miner 34685 1 34685
関税 Parallel Miner 1100 1 1100
tl-link スイッチング ツクモ 8400 1 8400
gtx1050Ti ツクモ 15098 1 15098
200V延長コード ヨドバシカメラ 2260 1 2260
玄人志向1060 3GB じゃんぱら 20800 1 20800
8G USBメモリ ビックカメラ 1070 1 1070
FE 1080Ti ソフマップ 80978 1 80978
         
         
         
合計   519045    

 

ということで、総投資金額が52万となりました。いい感じの金額になってきました。ちょっと一旦GPUの買い足しをやめ、投資金額の回収に専念しようと思います。

 

GPUの買い足しをやめても記事にすることはそこそこ残っているので、とりあえず様子見です。

 

現状、Zcashを採掘していて、だいたい1500JPY/dayが収入なので、10か月ぐらいかかりそうです。GPUの回収だけなら8ヶ月が目安だったのですが、電源やマザーボード代も回収しなければいけなくなってきたので、だんだんとかかる時間が長くなってきました。

 

流石に10か月安定的に稼働させるのはそこそこ難しいなぁ

 

いろいろ試行錯誤しながら出来るだけ早く投資を回収できるようにします。

もしかしたら、中古のASICを購入し、ある程度回収したら中古で売る、などももしかしたらするかもしれません。

 

まあ、今後はいろいろ様子見です。仮想通貨の相場も荒れているのでね。

 

それではこの辺で

 

ではまた

B250 Expert Miningのための部品購入とその他色々

秋葉原に行って、CPUとメモリを買いました。

CeleronのG3930とDDR4 4GB×2です。合計で¥9340でした。良さげな中古が見つかってよかったです。

 

全部B250 Expert Miningに刺します。

f:id:takaindex:20170929175218j:image

相変わらずのリテールクーラーです。

よく冷えてくれるので十分。

 

見た目がやばいですねやっぱり

 

んでもって、配線をします。最初は×16にGPUを1つだけ刺して、画面はオンボードグラフィックに繋ぎます。

f:id:takaindex:20170929180454j:image

電源用の24pinが3つ刺さっているのは異様な光景ですね。

 

そんでもって、F2でUEFIにアクセスします。

ASUSのマイニング用マザーボードなので、マイニングモードという項目があります。基本的にはそこをオンにすれば必要な項目は全てEnablbになります。

f:id:takaindex:20170929175823j:image

ただ、画面出力の項目がCPU(オンボード)からAutoになるため、そこだけは手動でGPU出力に変えてください。

まあ、Autoでオンボードのコードを抜けばいいんですけどね。

 

そんでもって、保存して再起動です。一度電源を切って、残っているGPUを全て刺します。

 

起動すると、GPUマザーボードがちゃんと認識しているかを表示してくれます。いつもならここの画面は会社のロゴしか出ない時間の無駄のようなワンシーンだったのに、こんなに有用な使い方があったなんて

f:id:takaindex:20170929180654j:image

とりあえず、今は11本しか手元にないので こんな感じです。早く全部埋めたい。

 

ethOSは前にH110 pro btc+で使っていたUSBをそのまま差し替えたので、特に特殊な設定はしていません。

 

起動もすんなり行き、全GPUが一発で認識しました。

f:id:takaindex:20170929181742j:image

ethOS側でもしっかりと反応し、ハッシュレートも出ました。

すんなり反応してくれて嬉しいです。

 

んで、ちゃんと時間を置いてもハッシュレートが出ていたので満足ですねこれ。

f:id:takaindex:20170930000345p:image

 

今回変えた理由としては、妙にGPUを認識しなくなることが多く、ライザーを変えても電源を変えても続くため、マザーボードを変えようという結論に至ったからです。

 

これでちゃんと安定稼働してくれるといいなぁ

 

ちゃんと稼働したらデータを取る予定です。

 

ちなみに、かなりBIOSの設定は楽でした。やっぱりマイニング用に作られてるだけありますね。

 

ではこのへんで。

 

ではまた

1050Ti・1060 3GB・2400W電源・200Vコンセントについて

題名の通りです。いろいろ購入し、いろいろ設備を整えました。

まずはこれですね。購入先はこのサイトです。

www.parallelminer.com

そして、購入したものは2400W電源、そして24ピンをSATAや6ピンから作るケーブルです。6PIN→8PINのコードが32本付属してきたのにはさすがに驚きました。未だに部屋に積みあがっています。

f:id:takaindex:20170928000142j:plain

 

そして、この電源、ソケット端子が違うのです。普通の電源はC13・C14というソケット形状なのですが、この電源はC19・C20という型番です。そして、AC電源は200V用のL型ケーブルが必要です。1時間ネットで探しても見つからず、Twitterで愚痴ってたらまたもhyperbananaさんが教えてくださいました。

item.rakuten.co.jp

これですね、こいつが見つからなかったのです。

とりあえずこいつも発注しました。ほぼ1日で届いたのにはとても驚きました。

 

そして、お次はこれ。gtx1060 3gbモデルです。

f:id:takaindex:20170928000815j:plain

中古でそこそこ安く見つけたため、衝動買いしてしまいました。安いと買っちゃいますね。

f:id:takaindex:20170928001126j:plain

見た目はthe玄人志向って感じです。シンプルでいらない物を外した感じはいいですね。

これも今まで通り結束バンドで適当にラックに括り付けます。

 

そして、またも新登場、gtx1050Tiです。一部でワットパフォーマンスやコスパがいいという噂を聞き、とりあえず買ってみました。

f:id:takaindex:20170928002327j:plain

本当にコスパやワットパフォーマンスがいいかは安定稼働してデータが取れ次第記事にまとめる予定です。

 

f:id:takaindex:20170928002943j:plain

補助電源がなく、シングルファンなのが可愛さをだしてますね。なんかポケットに入りそう。

 

とりあえずこいつらをリグに括り付けて、ライザーケーブルと電源を刺します。860W電源に対する負荷が少し多かったため、1080Tiを2400W電源からの供給に配線変更しました。

 

ちゃんと11枚全て一発で認識させられたのはでかいですね。それにしても、11枚のGPUが並ぶと見た目がやばいですね。f:id:takaindex:20170928192316j:image

いい感じです。13枚揃って、時間があったら並べ替えて表示を綺麗にしましょうかね。

 

そして、後で書くのもあれですが、200V工事です。

f:id:takaindex:20170928192436j:image

壁に穴を空けといて、外にある分電盤から200Vの配線を部屋に引き込みます。

f:id:takaindex:20170928192514j:image

ちょっと今置いてあるリグとは離れてしまいましたが、延長コードでとりあえず繋いでいます。

 

見ている感じ、順調に動いているので、ベンチに十分なデータが取れたら、再び実測値でのデータ分析を行いたいと思います。

 

最近は相場も荒れているので、要観察状態ですね。そちらについても1つ記事を書けたらいいと思います。

 

この内容はとりあえずこの辺で。

 

ではまた

中国撤退とそれに対する今後

200Vの方は、最後の発注である電源コードが今日届くため、今日か明日には稼働して記事にできると思います。

 

それはそうと、中国がマイニングや仮想通貨の取引から撤退をしました。正直、これに関して相場やdiffがどのように変動して行くか読めないため、色々条件分けして対策を立てていこうと思います。

 

ちなみに、この記事は自分の推測や憶測が多いため、話半分ぐらいで流し読みしてください。

 

中国のビットコイン規制によりマイナーがASICとGPUを売却開始

とりあえずこれですね。正直、ここまでは起こった出来事に対する記事です。よくまとまっていて読みやすかったです。

そして、現状のdiffについて

f:id:takaindex:20170927092441p:image

これがZcashのdiffです。

f:id:takaindex:20170927092509p:image

んでもって、こっちがethereumのdiffです。

 

要は、メインに掘ってる層が違うため、難易度の変動にもかなりの差がでてます。RadeonならZcashを掘るよりethereumの方が効率が良く、また逆にGeForceならわざわざ難易度が高いethereumよりZcashを掘るため、自ずと別れていきました。

ブロックチェーンの仕組みとなぜdiffが上がったかについては、上のethereum-japanにまとまっているため今回は省かせて頂きます。

 

中国でマイニングをやっていた人たちとしては、マイニングが禁止されたため、今後の動きは

・国外に機材と一緒に飛び出て他国で引き続き掘る

GPU/ASICを価格暴落前に捌ききって出来るだけプラスでマイニングから離れる

手段としてはこれぐらいしか考えられなさそうです。

では、周りがそのように動く状況で、自分はどう動いたらいいか。

正直、ethereumはdiff的に一度離れるのが自分は正解だと思います。特に、RadeonGPUは全部売却したため、ethereumに拘る必要はありません。掘っている通貨の都合が悪くなったら他を掘って様子を見て待てるのがGeForceでマイニングする一番の利点だと思っているので。

そうじゃ無かったら、初期投資が安くとワットパフォーマンスの高いRadeonで最初から固めてます。

どの通貨を掘っていくかは、NiceHashMinerやマイニングの収入を予測するサイトなどを使って随時確認しながら切り替えていく予定です。どちらにしろメインPCでは常にNiceHashMinerを使っているのでウォレット的にはさほど問題はありません。

ただ、NiceHashMinerでのベンチが1080Tiしか取れないのが少し痛いですが。いざとなったらGPUを差し替えてWindows10でベンチを取ります。

 

今の所、NiceHashMinerを見ていると、掘っているアルゴリズム

equihash

Lyra2

がメインとなっています。つまり、ZcashとMonaCoinですね。MonaCoinはウォレットやプールが少し面倒だったので、現状はZcashをマイニングしています。Zcashも、今後のdiffや相場を見ながら変えるかもしれません。

 

 

とりあえず、現在は対処的な動きで通貨を臨機応変に変えながら掘っていこうと思います。

 

問題は、中国撤退が安定した後の事です。

大体diffと相場が安定し、ブロックチェーンのdiffculty調整が入った後です。

自分の考えられる自身の動きは3パターン

・難易度が落ち、収入が現状維持かそれ以上になった場合

→中国でGPUマイニングから撤退し売却された中古GPUを格安で大量入手し、本格的にマイニングに参戦する

・難易度は多少上がり、収入が多少(微かに)プラスになった場合

→現状の構成を維持しながら(買い足しても少量)、PowerLimitをかけてとりあえず初期投資を回収し、その後は相場や難易度によりまた動きを変える

・難易度は上がり相場も怪しい状態になり、収入が電気代によりマイナスに買い込んでしまう場合

→何台がGPUを通常のグラフィック用途のために維持し他を売却、少しずつマイニングから離れる

 

多分これが最善の選択肢だと思います。正直ここまで楽しい事から撤退はしたくないですが、厳しいものがあるでしょう。難易度上昇で収入が減った場合、他の多くのマイナーもマイニングから離れると思います。その時にはまたブロックチェーンの積み重なりにより一時的に難易度が跳ね上がり、の負の連鎖が見えます。最悪のシナリオですが。

その場合、記録する人が居なくなり、仮想通貨がの相場が暴落する可能性も考えられます。

 

中国離脱によりGPUの相場が落ち、中古価格が安くなり安価で手に入れる事が出来れば、増設も今より楽に出来るようになります。まとめて30本とか買いたいなぁ

 

まあなんにせよ、1ヶ月かかるかかからないかぐらいで相場や難易度は落ち着くでしょう。11月入った頃にまたこの件については再検討し、中国のオークションサイトや中古部品サイトを見ながら決めていこうと思います。

 

色々チューニングする事が増えて非常に楽しみです。良くも悪くも今後の展開に注目ですね。

 

それではこのへんで

 

ではまた

外部LANからのssh接続について

やっと成功しました。いままでずっとローカルでは繋げていたのですが、外部からは繋げなかったのですが、やっと今成功しました。

 

とりあえず詰まった点を。

ルーターにはRT-200NEという型番のものを使用しています。

 

一つは、ちゃんと静的IPマスカレードに登録した後、エントリ番号の横のチェックボックスにチェックを入れること。

f:id:takaindex:20170926021627p:plain

これですね。IPやポートは今回は控えさせていただきます。

 

そして次は、高度な設定の中にあるセキュリティ保護機能という項目について。一応ここのチェックも外しました。なにがあるかわからないですが、一部の情報によると、これがオンの場合はポート開放ができないらしいです。

 

自分が詰まった点はこれぐらいです。基本的に自分の家のルーターはあまり再起動をしないため、グローバルIPが変動しません。そのため、DDNSを使用せずにグローバルIPを直打ちで今回は接続しています。

 

ここで、sshのシステムについて少し詳しく。

sshには、sshsshdと呼ばれるものがあり、sshはクライアント側が使用するソフト、sshdはサーバー側が使用するソフトです。ethOSの中に、sshd_configというファイルがあり、その中にssh接続の際に使用するポート番号を変更する項目が存在します。この項目において、ポート番号を変更します。デフォルトは22となっていますが、22はどの世界でも共通に用いられる番号のため、よくランダムでの攻撃に使用され、狙われるリスクが高くなります。そのため、変更することをお勧めします。

 

ローカルでの接続方法は、WindowsならTeraTermなどを使用し、TCPポートは先ほど指定した番号に、IPはethOSで固定したIPを入力します。そうすると、ログインIDとパスワードが求められます。デフォルトではid:ethos  Pass:liveとなっていますが、変更を加えることをお勧めします。どのethOSでも初期値がこれなため、ほかの人から入られやすくなってしまいます。

 

そして、グローバルIPで接続する方法。今回は、iPhoneのWebSSHというソフトを使用しました。

 

設定方法は意外と簡単で、ホスト名と書かれているところにグローバルIPを、ポート番号には先ほど指定した番号を入力します。

ユーザとパスワードには同じようにアカウントの情報を入力します。

今回は2段階認証や秘密鍵などは使用しませんが、使用したほうがセキュリティ的に安全となります。

クライアント側はこれでいいのですが、最後にルータの方でポート開放ということをしなければなりません。

 

まず、LANとWANというものがあります。ざっくり説明すると、WANは家の外からきている1本の大元となるLANケーブルのことです。LANとは、そこから分岐させて家の中を這っているLANケーブルのことです。WANをLANに変換しているところをモデムといいますが、グローバルIPでは、WANまでしかアクセスできません。つまり、家まで来れても、そこからどのPCに行けばいいかがわかりません。

 

アクセス時にポート番号というものを指定します。つまり、多くの穴が空いていて、どの穴を通って家に入るかを指定するイメージです。そして、ポート開放とは、穴についている扉を開けておくか閉めておくかを決める項目です。

そして、ポート開放にはもう一つ大きな役割があり、その穴の先にPCを一台のみ指定することができます。つまり、ポート番号をしていし、そのポートが空いている際、直接PCまでたどり着くことができます。

 

たとえば、rigのIPを192.168.1.189に固定したとします。そして、ethOSでポート番号を500と決めた場合、ルータのポート開放の項目に、TCPでポート500番の宛先アドレスを192.168.1.189にします。このようにしてポート開放を行います。

 

これで、ローカルでも外部からでもアクセスできるようになります。

 

 

これをして何が特になるのか。

ターミナルをネット経由で使用することができます。つまり、再起動のコマンドや、show minerなどのコマンドを使用することができます。version 1.2.5からTeamViewerが対応しましたが、やはりあのソフトはかなり使いやすいですが、GUI対応ソフトなので、遅延や通信量が多く頻繁に使用する際は多少不便を感じます。その分、基本的にsshでは送受信するデータ量がそこまで多くないため、遅延があまり気にならなく、気軽に状態を確認することができます。

 

プールやethOSのPanelを確認して、GPUが1枚落ちているなどの際に、sshで再起動コマンドを送れるのは非常に大きいです。また、ConfigMakerなどを使用している際は、同時にオーバークロックの調整もしながら出先で自宅のrigを弄ることができます。

 

次は、RaspberryPiでのVPNサーバーの構築をやろうと思っています。

 

ほかにも、ちょうど2400W電源が届いたり、1060 3G3Gモデルを新規購入したりと、最近いろいろ起こったため、構成や構築がひと段落ついたらまとめて何本か記事を書こうと思います。

 

とりあえず、200Vの工事が終わり、そして200Vようの電源ケーブルを追加発注しているので、それが届き次第まとめようと思います。

 

とりあえずこの記事はこの辺で。

 

ではまた