Ubuntu20.04にchia GUIをインストールする
はじめに
とりあえずprotable plotが実装されるまで暇なので、plotファイルを作成していたPCからWindows10を消してUbuntuで環境構築をすることが目標です。
そんなに難しくなかったので、今回の記事はサクッとしてます。
とりあえずUbuntu20.04のインストール
jp.ubuntu.com
こちらからまずはUbuntu20.04のisoをダウンロードします。最新は一応21.04らしいですが、ちょうど自分のメインPCの中にあったのが20.04のisoファイルだったのでそれをインストールしました。多分20.10でも21.04でもそんなに今回の手順は変わりません。ただ、18.04未満のバージョンだとちょっと変わり、18.04だと追加でpython3.7のインストールが必要になってきます。これに関しては自分の使い慣れている物と手間と相談してください。
一応今回はchiaをGUIで操作したいので、UbuntuもServerではなくGUI付きのバージョンにしてます。
ダウンロードしたらisoファイルをboot出来るようにメディアに焼きます。自分はRufusというソフトをよく使ってます。こいつはRaspberryPiのOSを焼くのにもお世話になってます。
焼いたらインストールです。インストール自体はそんなに難しくないのでスキップ。インストールしたら各々IP固定やsshの設定などしてください。多分今後sshでの操作が便利になっていくと思うので。
chiaのインストール
debファイルもあるらしいのですが、いつもdebファイルはあんまりうまくいかない印象なのでcmdからインストールしていきます。
今回参考にしたサイトはこちら。
github.com
まずはapt-getの更新
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade -y
パッケージ内のデータを更新します。インストールしたてなので、中の更新はした方がいいでしょう。
そうしたらgitをインストールします。
sudo apt install git -y
次に、chiaをインストールするディレクトリに移動します。場所は好きなところで。移動したらgitでcloneします。
git clone https://github.com/Chia-Network/chia-blockchain.git -b latest --recurse-submodules
ちょっとだけ時間かかります。cloneしたらディレクトリを移動してインストール用に用意されたshellスクリプトを走らせます。
cd chia-blockchain sh install.sh
インストールのshellスクリプトを走らせれば環境構築や必要なソフトのインストールはやってくれます。このインストールは内容が多いのでgitのcloneより時間はかかります。ただ、待っていれば終わります。
そしたら最後にactivateします。
. ./activate
chia GUIのインストールと起動
ここまででとりあえずchiaのインストールは完了してます。なので、CLIでplotやFarmingを行う場合はこの状態でプロセスを走らせれば動きます。ただ、とりあえず今までWindowsでGUIを使って慣れているのでこちらでもGUIをインストールします。
install.shと同じディレクトリにinstall-gui.shがありますので、それを走らせます。
sh install-gui.sh
こいつもいい感じに時間がかかりました。終わればディレクトリを移動して起動してねって言われます。なのでそのようにやれば起動します。
cd chia-blockchain-gui npm run electronic &
これで今まで見慣れたchiaのクライアントが起動します。ちなみに、末尾に&を付けているのでchiaはバックグラウンドプロセスで走ります。cmdを終了してもタスクとして走ってますので、終了する場合はタスクからkillしてください。
npmってなんのソフトかと思ったら、Node.jsのパッケージを管理してるソフトか。chiaのgithubちょっと興味あってみてみたけど、pythonがメインだけどjsやc++も使って書かれているんだね。
chiaのwallet引き継ぎ
WIndowsと同じwalletを使用するために、Seedを確認して入力します。以前作成したwalletがある場合、左のKeysから目のマークのSee private keyを押します。そうするとPrivate Key,Public Key,Seedが確認できます。今回はこのSeedを使います。24個の英単語のやつですね。
これをUbuntu側から入力します。
入力すると今まで通り使用することができます。
ただ、注意したほうがいい事として、Plotファイルを動かす際に前の機械からFarmingしているという情報を消してください。そうしないと二重マイニングになってしまいます。Plotからディレクトリを消して、HDDを新しい端末に刺し、PlotsのタブからAdd Plot Directoryを選択してplotファイルがある場所を選択します。
この際、新しく刺したhddはどこかのディレクトリにマウントしてください。マウントってなんじゃいって人に説明しますと、Ubuntuで外付けドライブをフォルダとして認識できるようにする際に必要な操作の事です。Windowsだと自動でDドライブとかEドライブとかに設定されるやつです。
出来る人はmountコマンドから、できない人はUbuntuにディスクというソフトが入っているのでそれを使ってGUIからマウントする事が可能です。マウントしたいパーティションを選択して下にある▶を押してフォルダを選択すれば出来ます。
Linux版chia-guiを使ってみて
本体ソフトの操作感はWindows版と全く変わりませんでした。ちょっとインストールが手間ではありましたが、chiaのディレクトリ構築はインストール時のログを辿っていたのでなんとなく把握することができました。plot時に使用するソフトの位置も把握できたので、コマンドラインからplotファイルの作成か可能そうです。これが出来れば今後はshellスクリプトとしてコードを書けるので、plotファイルをhddの容量がいっぱいになるまで自動で走らせる事が出来ますね。また、plot作成時のログも取得して整理しながら別ファイルに追加で出力する事も出来るので、並列作成する際のdelayも何分に設定すればいいかも決められそうです。