時代に追いつくMining Log

マイニングが流行ってから一足遅れて世界に飛び込んだ人の日々の記録と成長を記録していきます

初心者向け マイニング機材の選び方について

 

はじめに

今回は、dos/v Power Reportにマイニングが掲載されてから新規参入勢やこれから参加したいという人たちが増えたので、初心に帰って現在の販売機材での構成について記事にしたいと思います。

Amazonのリンクは山ほど貼りますが、アフィとか一切ないのでアフィアンチの方々も安心してください)

ちゃんと書くため、初めてだけど見出しや目次なんかもつけちゃったりして

 

 

コンセプト

機材選択の記事だけで言ったら、現状山のようにブログが書かれています。それこそマイナー太郎さんとかが綺麗にまとめてくださっています。なので、今回は一般的というよりは若干変態向けの構成にしてみようと思います。実際、マイニングをしてみたいけど自作PC初心者なんでっていう人は多分このブログにたどり着かないだろうし、そうじゃなければマイニングを始める人なんて自作PCは大前提みたいな変態しかいないだろうし。ということで、今回は自作PCは今までできるし、普通にある程度のエラーやバグみたいな壁は楽しんで対策できる人向けの構成です。

OS編

まずはOSを固定しないと実際のところ始まらないのがマイニングです。OSはWindows10かUbunts16.04かethOSという選択肢があります。実際のところ、初心者が始めるにはWindows10でNiceHashMinerを使うのが手っ取り早いのですが、そんなんじゃ満足できない人たちしかこの記事に来ないことを想定しています。そのため、OSは自分でチューニングをしたいという変態以外はethOSが早いです。
ethOS Digital Download – gpuShack
こちらですね。WIndows10よりもかなり安く購入できます。ちょっとインストールの手間がかかりますが、それぐらいはできるでしょう。なんせ変態ですから。ダメですよ、無料で手に入れようとするのは。あと、ライセンス承認が甘いからって1ライセンスで何rigも使い回すのは。作ってくれた作者に対するその製品の対価はちゃんと支払わないと、その文化は衰退してしまうので。


マザーボード

まずはマザーボード編です。マイニングにおいてマザーボードに求める条件は
GPUを刺すためのPCIポート量
・対応CPUソケット
この2つで実際のところ十分です。一般的に初心者に勧めているマザーボードといったら、BIOSTARのTB250-BTC+やZ170が挙げられますが、基本的にはこの紹介はWindows10でNiceHashMinerを使うということが前提で紹介されています。Windowsではドライバの制限で同時に認識するGPUの枚数限界が存在するので。しかし、今回はethOSでの紹介ということで、そうなると話が変わってきます。ということで、今回紹介するのは以下のマザーボードです。

ASRock Intel H110 チップセット搭載 ATX マザーボード H110 PRO BTC+

ASRock Intel H110 チップセット搭載 ATX マザーボード H110 PRO BTC+

pc.watch.impress.co.jp

最後のマザーボードは最近発売されたものです。まだ取り扱いテンポがオリオスペックなど一部店舗しかないのですが、PCI*1の接触不良を解消するという点では優秀なボードです。自分も近々購入予定です。
H110 pro btc+は昔からあるボードで、自分も最初に購入したものです。13枚という枚数はドライバ側の一般的な限界枚数なのでコスパで言ったら最高値です。B250に関しては、特定条件(P106というマイニング用にチューニングされたGPUを一定枚数使用する)を満たした場合のみ19枚という本数を刺すことができます。ただ、もしかしたら今後AMDGeForceのドライバアップデートで13枚の上限も解放される可能性もあるので、こちらを購入する価値はあります。自分は現在これをメインにしています。
選んだ基準としては、やはりGPUにかける金額を一番にしたいので、マザーボードやCPUにかける価格は抑えたいです。そのため、できるだけ1枚のボードにできるだけ多くのGPUを認識させることが条件になってきます。他にも変態みたいなボードは存在するのですが、クセが強すぎて使用が難しいですので、この辺が一番楽です。

CPU編

続いてはCPUです。これに関しては、ethOSはかなり処理が最適化されているため、自分が作ったシェルスクリプトをバックで回していてもCeleronで足りています。SkyLake時代のi3を使ったら十分なぐらいです。

G3930かG3900で足りますね。ソケットはLGA1151なので、別に他のでもいいのですが、ここら辺が一番コスパがいいです。

メモリ編

メモリに関しては、ある程度は必要ですが、そんなにも要りません。具体的には2~4GBぐらいです。

DDR4対応なので、2400か2133ぐらいでいいです。I-O DATAかCrucialが価格も抑えられていいですね。

GPU

ここが難関です。自分はGeForce専門なので今回もGeForceをオススメしますが、Radeonがいいという人のために比較も書いていこうと思います。
これに関してはAmazonのリンクを貼りますが、価格で言ったらどこかの店で買ったほうが安いということもあるので、色々探してみるのをオススメします。

実際にベンチを取ってみると、多分gtx1060 6Gやgtx1070が一番良さげです。Radeonならrx470,rx480,rx570,rx580などが挙げられますが、ここら辺はちょっとわからないです。
比較としては、それぞれ得意なアルゴリズムが変わります。具体的には、RadeonがMonaCoinやethereumで、GeForceがZcashやその他色々です。得意なのが少ないのがRadeonというイメージなので、収率が落ちた場合はRadeonのほうが融通が効かない感じです。ただ、その代わり価格は安めです。自分は通貨変更もマイニングに楽しみとみているのと、辞めるときに高く捌けるのがGeForceなのでこちらを選択しています。ただ、色々記事をみていてもRadeonのほうが人口は多いイメージですね。

電源編

ここは、自分の家のブレーカーと相談してください。計算目安としては、1060が120-150Wで1070が150-170W程度です。1080Tiは230Wぐらいです。個人輸入もできるという人のために、以下の物をオススメしますが、型番によっては200Vの電源が必要なので注意してください。
Build Your HP Gold Rated 1200 Watt 110-240v Power Supply Kit for GPU’s Mining – ZEC, DASH, ETH
サーバー用電源ですので、ちょっと扱いが難しいのですが、変態感が増します。B250 mining expertとGPU19枚・2400W電源を使用することで、電源連動をさせずに1セット構成することができます。量産のためにはかなり楽な構成です。
一般的な電源を購入する場合は、GPU補助電力用の6pinや8pinの電源ソケットの数に注意してください。足りなくて容量を余らせることがあります。

その他小物編

ライザーケーブルで1項目作ろうと思いましたが、諦めました。どのボードを使用するにあたっても、ライザーケーブルは必須です。PCI*1をPCI*16に変換する物です。自分はこれを購入しています。

これの6packですね。これが自分の探した中で一番コスパが良く、初期不良も今の所全くありません。

その他では、モニターやキードーボやマウスですが、その辺に転がっているもので十分です。注意する点で言ったら、モニターの端子がH110はDVIでB250はHDMIなので、それに対応したモニターであることが必要です。キードーボに関しては安定すればSSHでの接続となるので、最早必要がなくなってきます。ただ、初期設定においてマウスとキーボードはあったほうが楽です。

あとは、ケースについてですが、メタルラックが一番楽です。結束バンドで固定する感じです。ただ、製品が金属なのでマザーボードを置く際にショートに気をつけてください。


終わりに

今回はこの辺で終わりにしようと思います。セッティングやチューニングはまた次回に。
この記事で誰かをマイニング始めてみようかなぁって気持ちにさせることが出来たら嬉しいです。

それではこの辺で。

ではまた。