時代に追いつくMining Log

マイニングが流行ってから一足遅れて世界に飛び込んだ人の日々の記録と成長を記録していきます

最近のマイニング状況について(主に損益分岐点について)

お久しぶりです。最近はあまりマイニングについても変化がなく、またソフトウェア面の開発でもあまり進捗が生まれず、変化のない1月が経っていました。賃貸物件の方も、200Vが通っていて家賃の安い物件が見つからず苦戦しているところです。

 

なので、久しぶりに現在のマイニングという状況について記事にしようかなと思っています。つまり、現在の損益分岐点と相場、diffに関することですね。

 

現在、ethereumにおけるdiffの上昇とブロックチェーンの容量の問題で、通常のGPU 3GBモデルではマイニングが不可能なラインが到来しました。以前から問題視されていた事ではありましたが、いざ来てみると、皆色々な方法で強引にでもマイニングしようとしていますね。起動時の引数に追加する方法、マイニングツールの書き換え、BIOS書き換えなど色々な手段がちらほら見えて来ました。まあ、自分はethereumをマイニングせずに、zcashでも掘ってるんですがね。

 

他にも問題は色々です。例えば、CoinCheckが匿名通貨の取引をやめると発表しました。つまりは、MoneroとZcashとDASHの3つですね。これらは強度な匿名性を売りに開発された通貨なので、どうしても国的には国際通貨との交換できる場所は止めたいらしいですね。さすがに仮想通貨を扱っている身からしても、マネーロンダリングなどが可能という事で評価が下がるのはちょっといただけないので。

ただ、自分自身はいくら取引中止となっても、やはり完全匿名通貨は一定層の需要が存在すると思っているので、今回の件ではそんなに暴落はしないと思います。あくまで予想ですが。ただ、こうなるとZcashを直接交換できる取引所がほぼ無くなってしまうので、そこの対策は考えないとと思っています。

 

そして、今回一番書きたかったのはマイニングの損益分岐点についてです。とりあえず、いつも通り損益分岐点とは何かから。マイニングでは、マイニング手数料を主な収益として、電気代が一番の支出となるはずです。電気代まで管理している人は分かると思いますが、案外電気代はバカになりません。下手に趣味の通貨なんか全rigで回しちゃった暁には、収益が支出に追いつかず赤字になってしまいます。では、赤字にもならず黒字にもならない点はどこらへんにあるのか、それが損益分岐点です。

多分、赤字でもいいからマイニングして仮想通貨業界に貢献するんだ!って人以外は全員気にした事があるでしょう。

この損益分岐点GPUのハッシュレートと電気代で人によって異なります。そしてこの損益分岐点を超えるか割るかはそのマイニング通貨の相場によります。なので、暇だったら一度皆さんも色々な通貨の損益分岐点となる相場を算出してみるといいかもしれません。

なんでこの話を書こうと思ったかですが、最近仮想通貨の相場が暴落していました。btcでは75万を割るか割らないかまで行きました。他のアルトコインに関しても、この暴落に巻き込まれて落ちて行きました。そこで、久しぶりに色々計算をしてみたところ、通貨の相場に関しては自分がマイニングを初めた時に比べて上昇しているのですが、diffの上昇による影響で損益分岐点が上昇していました。しかも想定以上に上がっており、PLを下手な調整にすると現在のzcashの相場では赤字になりそうです。

自分自身、ちゃんとPLをプロット取って調整までしたことがなく、 今回ちょっと電気代の計算からやってみました。その結果、PLを適当にやっていると、zcashでは25000円を割るとやばいですね。zcashで25000円ということは、btcだとだいたい85万ぐらいがイメージです。ethereumは最近btcとの相関関係がなくなり始めたのでまた別途計算しなければいけませんが、その他のアルトコインは微かに正の相関関係があるため、なんとなくでイメージは付きます。

 

実際にどれほど収益が出るかということに関しては、自分は基本的にwhattomineを使っています。ただ、最近はこれをチェックするまでは日課になっているのですが、そこから切り替えるところまでは日課になっていないという中途半端さなので、もうそろそろ本格的にスイッチングソフトを作らないといけないと思っています。具体的にはファイルサーバーを建てるところで止まっているので、そこらへんをなんとかしないとですね。

 

PL自体はちゃんとすれば損益分岐点は23000円ほどまで下がるのですが、あくまでそれは損益分岐点であり、要はその相場だと収入=支出となってしまいます。今後賃貸を借りて家賃もまかなって行くとなると、この収益ではかなり厳しいところです。

現在、rig全体ではだいたい6000sols/sほどのハッシュレートが出ています。しかし、この相場では直掘りで日に$18ほどが限界です。だいたい月に56000円程度ですね。電気代は22円/kWhで算出してもPLを絞って50000円行くか行かないかです。つまり、出ても月に1万円の利益しかあげられません。正直、この量では厳しいものがあります。純粋にGPUを増設して倍の量にすれば収益も2万円になるのですが、多分そうすると今度は建物の建設時に設定されている許容電力を超えてしまう可能性があります。

 

こんな解決策の出ない問題を永遠に考えているのですが、結局のところもうそろそろマイニング用の賃貸を借りないと日常生活がやばいので借りると思います。当面は今までのマイニングの貯蓄から削って維持して行く予定ですが、貯蓄が尽きる前に対策を打たないといけませんね。ベストな方法は電気代を10円台に抑えることなのですが、実際にそれが可能なのかもう少し調べてみます。もしかしたら企業として登録すれば地域からの支援という形を受けられ、電気代を浮かすことが可能かもしれません。

 

色々書きましたが、結局のところ最近のマイニングは難しいです。特に人口が増加したためdiffも想定以上に上昇してしまい、また国の規制が始まったため相場の暴落も一緒に起こっています。電気関係の契約のために引き返せなくなっているマイナーも結構見られ、そういった方々は心を無にしてGPUの増設を行なっているイメージです。微小でも利益は出ているので、物量で押し込めばという感じでしょう。

また、電気代を抑えるために海外に機材を投げているマイナーも見られます。電気代が22円では収益が出ないということは確実なのでしょう。ただ、一部の海外は電圧が安定していないため、コンセントから電源までの間にトランスや蓄電装置などを噛ませないと部品の破損が怒る可能性があるらしいです。そこらへんの機材はまた高価なので追加投資となっちゃいますね。

他には、電力会社と高圧電力で契約して、敷地内にキュービクルを設置している人も見られます。あれに関しては人件費と資格の問題で自分は一時保留していますが、資格が取れればやってみるのも面白いと思っています。

 

他のマイニングのブログも更新が滞っているところがちらほら見え始めました。このブログに関しては、更新をしていない日でもかなりの閲覧数があるため楽しみに待っている方々のためにも更新を続けていきたいと思っています。ただ、毎回記事を書き始めるとかなりの文字数を書いてしまうため、まとまって数時間確保できないと書き切れないという点で少し詰まっています。

色々ネタを見つけたら書いて行く予定なので、今後ともよろしくお願いします。

 

それではこのへんで

 

ではまた