時代に追いつくMining Log

マイニングが流行ってから一足遅れて世界に飛び込んだ人の日々の記録と成長を記録していきます

GTX1080を除く1000番台型番におけるハッシュレートのベンチマークと効率に関する予想

前回効率を計算した記事では、あのころ所持をしていなかった型番でのベンチマークが取れず、あまり具体的な順序を付けられなかったですが、現在やっと1050Ti,1060 3G,1060 6G,1070,1080Tiの型番を揃えることが出来たため、比較記事を作ろうと思います。

また、gtx1070Tiが出た際には、購入して再度記事を書こうと思います。


それではまずベンチマークから。現在はZcashでの採掘を行っていますが、ハッシュレートや効率に関してはあまり他の通貨を採掘しても変化がないのがGeForceだと思っているので、たぶん参考になると思います。

 

  sol/s(PL無) Watt(PL無) cost sol/w sol/cost sol/(cost*w)[*10^5] 備考
1080Ti 750 300 89000 2.5 0.008426966 2.808988764 玄人志向 White
1070 400 150 47000 2.666666667 0.008510638 5.673758865 ZOTAC mini
1060 6G 290 120 30000 2.416666667 0.009666667 8.055555556 玄人志向
1060 3G 270 120 22000 2.25 0.012272727 10.22727273 玄人志向
1050Ti 160 70 15300 2.285714286 0.010457516 14.93930906 ASUS

 

 正直ですね、本当に微妙な値なんです。costは概算ですが、実際にgtx1060にはマイニング用モデルというものが存在し、通常とは異なるP106という型番のモデルがあります。それを用いればOC時の採掘効率は上がるのですが、いかんせん初期費用がいい感じに高く、微妙な値です。

 

ここからは自分が作りたい規模とかけられる投資金額に相談という所です。

正直な感想、このデータを見るに、自分だったら1060 3Gモデルを買い込むと思います。しかし、PL(PowerLimit)無しでは、最大効率を出しているのはgtx1070なのは合っているんですよね。いかんせんZOTAC miniのモデルがかなり安く出回っているのが理由だと思います。普通の玄人志向のモデルを買うとなると、初期投資がそこそこの値段になるため、投資金額を回収するのに時間がかかってしまいます。

 

では、初期投資を考慮した場合の最高値を出している1050Tiに関してはどうなのかというと、これに関してもデメリットは多少存在します。

たとえば、ライザーケーブル代が多くかかってしまう、マザーボードのポートを他に比べてより多く埋めてしまう、ParallelMinerなど6pin電源のみの電源を購入している際は1050Tiは補助電源を必要としないためかなり無駄になってしまう、などが挙げられます。

 

1080Tiに関しては、PLのチューニングを完璧に行うと、かなりいい値が出るという情報は見かけますが、自分はそのチューニングまでたどり着ける気がしないので、まとめてお金が手に入り、なおかつ安めのが見つかった場合のみ購入するようにしています。

 

そのため、現在GPUを購入する基準としては、自分は各型番の定価を抑えたうえで、かなり安めの中古GPUが見つかれば、1050Ti以外のモデルなら買うようにしています。

優先度で言ったら、1070>1060 3G>1080Ti>1060 6Gですね。正直、3Gも6Gも大差はないのですが、価格を見ている限り3Gモデルの方がお得な値段で売っているのでこの基準にしています。

 

そして、新品で購入する場合は、ZOTAO mini 1070 > 1060 3G > 1060 6G = 1080Ti >1070ですね。ただ、まとまったお金が手に入り、なおかつPalit 1080Tiの在庫確認が出来た際などは1080Tiを購入するようにしています。ZOTAC 1070は多少排熱に関して問題が残っていますが、それでもかなりコスパは良いので見つけたら出来るだけ買うようにしています。それでも在庫があまり世の中になく、ほとんど購入できていませんが。

 

多分効率だけで言った場合は、1080Tiはこんなに高い位置にはいないのですが、マイニングをやめた際に一番効率よく売ることが出来る型番が1080Tiだと予想しているので、購入順序はこうしています。1070を使う人は基本的に1枚しか使う人がいませんが、1080Tiの場合は1人で複数刺しを行う人が一定数いるため、高値で効率よく売却が出来ます。また、自分でも使い道があるためこちらを選んでいます。

 

通常の1070では、中古価格が大体ZOTAC mini の新品価格ぐらいなので、余りcost割りはよくない感じです。

 

この購入基準の理由としては、自分はあまりPLをしない・ワットパフォーマンスよりもSols/costを気にする、などです。そのため、初期投資をいくらかけても、ワットパフォーマンスを最高にしたいと考える方はまた基準が変わってくると思います。

 

確か、どの型番もPLとOCのチューニングを行った際、最高効率は3.1~3.4Sols/Wとどれもあまり差が出なかった記憶があるので、その情報が正しければ使用するマザーボードと電源容量がかなり選択肢を決めると思います。

 

コメントをくださった方には出来るだけちゃんと考えて返す予定ですが、正直GPUの相場変動が激しく、また採掘難易度も激しいため若干予想が付きづらいところがあります。

そのため、これらの記事のデータから自身で考察もしてみてください。また、こういう見方もあるんじゃないかという意見もあったらコメントをくれると幸いです。

 

まあ、正直なところ、中古ショップを漁って、いいのを見つけたら片っ端から買っていくのが正解だと自分は思っています。新品で購入しても回収に1年かかるため、どれだけ初期投資を抑えられるかが現在のキーポイントだと思っているので。

 

またコメントをお待ちしております。

 

それではこの辺で

 

ではまた